米共和党 下院で多数派維持へ 上院も勢い
11月5日 11時12分

アメリカの今後の政治の行方に大きな影響を与える連邦議会の中間選挙は開票が進み、野党・共和党が下院で多数派を維持する見通しになりました。
一方、焦点の上院では共和党が順調に議席を伸ばしていて、勢いを見せています。

上院100議席のうち36議席と、下院の435議席すべてが改選されるアメリカ議会の中間選挙は開票作業が進んでいます。
ABCテレビによりますと、これまでのところ下院で、与党・民主党の候補者126人と野党・共和党の候補者205人の当選が確実になりました。
一部の州では現在も投票が続いていますが、開票が進んでいる西部の州でも共和党が票を伸ばすことが予想され、共和党が、これまで確保した議席に今後獲得が見込まれる議席を加えると過半数に必要な218議席を上回り、多数派を維持する見通しになりました。
この結果、オバマ政権や民主党が進める法案や予算案が議会で通りにくい状況が続くことになり、オバマ大統領としては引き続き厳しい政権運営を強いられることが予想されます。
一方、上院ではこれまでに、民主党の候補者8人と共和党の候補者16人の当選が確実になり、改選されない議席も合わせて、民主党が42議席、共和党が46議席を確保する見通しだということです。
このうち共和党は、南部ウェストバージニア州と中西部サウスダコタ州、それに西部モンタナ州の3つの州で、新人どうしの争いの結果、民主党から議席を奪うことが確実となりました。
さらに共和党は、接戦が見込まれた州のうち南部ケンタッキー州に加えて南部アーカンソー州も制し、順調に議席を伸ばしていて、勢いを見せています。
これに対し民主党は、東部マサチューセッツ州を制したほか東部ニュージャージー州などで現有議席を固めました。
また、民主党は接戦が見込まれた東部ニューハンプシャー州を制しました。
一方、接戦州の1つ南部ルイジアナ州は、いずれの候補者も州の法律で定められた投票総数の過半数の票を獲得できない見通しだとして、来月6日に上位2人による決選投票が行われることが確実になりました。
オバマ大統領の支持率が過去最低の水準に落ち込むなか、苦戦を強いられている民主党が上院で多数派を維持できるかが焦点です。

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